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幹細胞培養液の不思議

    こんにちは!美容健康部会の島崎です!

    所属は飯田副部会長と同じ東京青年会議所の世田谷区委員会です^ ^

    今年で青年会議所に入会して6年目となりますが卒業まではマダマダ先が長いのでのんびりと過ごしております。

    社業は有限会社カナメ商会という1950年より化粧品のケースなどに使われるアルマイト用の特殊染料を作っている会社です。アルマイトというのは聞きなれないことかもしれないですが、昔のソニーのカセットウォークマンなどに使われておりました。
    私が実家の会社に戻った際にもともと大学の研究員だった経験を組み込んで化粧品の原料や健康食品の原料を取り扱うバイオ部門を立ち上げて今では研究開発の責任者を行っております。

    最近は新型コロナウイルスの影響でJC活動も外出も自粛が多くなり、早く外でお酒を飲みたいなと思っております。

    ブログな内容をいきなり振られてもあんまり書く内容がないなーと思っていたので僕の専門分野のバイオテクノロジー業界から出てきた幹細胞培養液配合の化粧品についての豆知識でも・・・・・・

    幹細胞培養液とはES細胞やIPS細胞などの幹細胞を培養するときに使う培養液のことで細胞を培養し終わった後に出る上清の液体のことです。幹細胞が培養されているときに細胞からグロースファクター(成長因子)等、様々な物が染み出てくることで幹細胞培養液は完成されます。細胞より染み出た成分が肌にいい影響を与えるというものですね。

    僕も最近知ったんですが、自分たちで幹細胞を培養して実験に使うのはあまり規制がないみたいですが、販売するとなると100%の培養液は薬事法の規制があって販売しちゃいけないみたいなんです。
    化粧品原料として販売するには50%程度まで薄めないと販売しちゃいけないんですよ(笑)
    本当の幹細胞培養液を見たことがある人は知ってるんですが意外と生臭いんですよね(笑)
    何とも言い難い独特な臭いがします(笑)

    化粧品原料として配合されるケースが多くなってきても幹細胞培養液の化粧品原料は1キロ単価が高額なので、これから普及していくのには少し時間がかかるかなと思います。うちで小分けにして手に取りやすい価格帯の化粧品原料として販売したら需要はなるのかなって思っているのですが販売する濃度には気を付けないといけないなーと思った次第です。

    しかしちまたに出回っているもので幹細胞培養液100%って表記しているものは一体何だろうという不思議が残りますね・・・・・・

    原材料を扱っている身からするとどうしても100%の物が出回っているのか不明な点でもあるんですが皆さん自分で購入するときには気を付けた方がいいですよ!

    購入したい!と思った時にご相談いただければ簡単なアドバイスはできますので何でも相談してください!

    新型コロナウイルスが落ち着いて皆さんとお酒を飲めることを楽しみにしてます!

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